電子デバイスの可能性

仕事先で紙を電子デバイスで代用する可能性についてミーテイングがあった。

色々な事業分野で導入が進んでいるが、法的な問題で代用出来ない分野もある。私は印刷業界に長くいたので紙の良さを十分に認識しているつもりだが、電子デバイスでも代用できるだろう分野も幾つも思い描ける。

物や情報を届ける手法がそうであるように、郵便はメールや電話に変わり、メールもSNSやSkypeなどのネット環境で代用されている場面も増えている。

メールがチャットに変わると以前ある社長が言ってました。中国ではECはチャットで内容を聴くのが当たり前で、中国EC通販会社はチャット要員をしっかり持っている。ECサイトのトップには「在線客服」のアイコンがある。

これはオンライン顧客サービスの意味です。大手のTaobaoのサイトで買い物をする場合、Taobaoのメッセンジャーソフトがインストールされていればチャットを使って商品の気になる点をその場で聞けます。

日本と商慣習が違う中でチャットが進んでいる例でしょう。

例えば物を運ぶ際に日本はサービスを重視して伸びてきていますが、中国では届けばよいが過去は当たり前で運送での箱の潰れなどが問題にならなかった時期もありました。

しかし近年では日本的なサービスを導入する運送会社が現れることで質を求めるユーザーが出てきています。時代によってサービスや環境は変わる例です。

話がそれましたが電子デバイスの可能性として携帯タブレットが普及してきています。
もしも全世帯に電子デバイスがあったら、物の配送や契約に使われる書類は激減すると想定できます。

送り状はタブレット間の通信でやり取りされ、受領もデバイス上のサインで完了する。記録はクラウドで保管され、タブレットには残らず個人情報も担保されるとしたら。

ある物流会社でミーテイングした際に出た話ですが、まんざら不可能でもない時代です。

今は電子書籍が主流的な電子デバイスの使い方ですが、パピルスの昔から長く使われた紙と言う文化が短時間で置き換わる時が目の前に来ています。

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