Amazonログイン&ペイメントが広がり続けています。初期導入のECプラットフォームは限られていましたが最近は増える一方です。
個人情報の入力に慎重な方も多く、少し前のデータですが「ネットショップ担当者フォーラム」の記事によればECプラットフォームの「フューチャーショップ」でも5月で385店舗が導入済みだそうです。
特に素晴らしいポイントはフューチャーショップによれば新規購入者における高倍率は以下の通りです(クレジットカード利用者)
PCの場合 28.44% → 48.03%へアップ
スマホの場合 25.91% → 39.57%へアップ
なかなか魅力的な数値です。
ネットショップ担当者フォーラム 「Amazonログイン&ペイメント」は何が凄い? 約400店のデータから見えた導入効果に詳しく書いてあります
https://netshop.impress.co.jp/node/3230
全体の統計はわかりませんがこの12月までに結構増えている予感がします。安価なECプラットフォーム「カラミーショップ」でも案内が始まっており2017年2月から利用が出来るようになるようです。
手数料やショップの負担と乗り換えメリット&デメリットですが
ショップ側
- メリット、購入者がamazonアカウントを持ってクレカ情報を登録していれば自店舗での購入の際、利用のカード情報のチェック(与信枠の確認とか、不正利用の照会など)がおまかせ出来る。かご落ちや個人情報登録画面での離脱率が低減して販売に繋がる
- ある意味デメリットらも、販売店側は手数料(4%の手数料がかかります)を負担しなければいけない。通常のクレカ決済手数料より高い場合がある
- メリットとですが、クレームや返品、返金作業はamazon経由になるので、運営に集中できる
購入者側
- メリット、amazonアカウントがあれば、新たに購入店舗でカード情報・住所などの各種情報をいちいち登録する必要がない。カード番号を入力するのが不安の方にはamazonの信用で購入できる
- 買った商品の不具合や返品が心配。amazonログイン&ペイメントを利用すると「Amazonマーケットプレイス保証」が適用されるので返品しやすいなどのメリットが
- 購入店舗で買ってもamazonポイントは付きません
全体的に考えればショップや購入者にとっても利便性の高いサービスだと感じますが、EC-CUBEなどのプラットフォームでもプラグインとして利用するサービスがiplogicさんから月額5,000円から利用可能です(Ver.2.12系から)。ASP以外のプラットフォームでは少々導入レベルは高いですが、利用する意義は高いサービスだと思います。