EC-CUBE2系とクロスモールを繋ぐ

EC-CUBEとクロスモールの連携

通販サイトを複数立ち上げていると出荷作業が重なって人手がかかる場合も出てきます。
皆さんの会社ではどのように処理をしていますか。

楽天市場を運営していれば楽天RMSの管理画面で納品書、送り状などの出荷に関する情報を出力したりDLして送り状が出せたりと便利に使われていると思います。
ただ、楽天市場に加えてYAHOOショッピングやAmazonショッピング、 au Wowma!などのモール系のサイトなどを複数運営していると処理が重なり限られた時間での処理に忙殺されるケースも出てきます。

先日、弊社のお客様で通販支援ソフトの「クロスモール」(株式会社アイルさんが運営のサービス)を導入しているお客様から連携の依頼がありました。

どうしたらクロスモールと連携できるのか

EC-CUBEで通販サイトを運営している場合、楽天市場やその他のモールのようなAPIを使ったデータ連携が使えません。

アイルさんの「クロスモール」を連携させるにはメールから「クロスモール」へデータを取り込む必要があります。
先ほど書いたように楽天市場での連携のようなAPIは使えません。ではどうするか・・・

  1. EC-CUBEから注文者へ送られる自動返信されるメールを配送先ごとに分ける。
    複数配送先などの受注は配送情報が1か所しか取り込めないため、メールテンプレートをクロスモール用に作成する。
  2. EC-CUBEのバージョンによって違いますが「SC_Helper_Mail.php」に複数配送情報がある場合の条件分岐を設定してメールを送信できるように改造する。
  3. クロスモール側でも分割したメールを取り込む際の注意点として、1受注に対してEC-CUBEに記載されている「注文者情報」、「届け先情報(1か所しか取り込めない)」、「商品情報:商品コード、商品名、税区分、送料区分、数量、単価、金額」、金額:小計、消費税、送料、代引料、オプション、ポイント、クーポン、合計」を関連付ける必要がある。
  4. クロスモールさんが推奨する書き方のメールが読み込めるようにEC-CUBEのメールテンプレートを作成。
  5. 贈答などのシーズンに複数配送となる受注の場合、1:1の注文の場合は「金額」に関する情報をEC-CUBEのメールに準じてメールに書き出す。
  6. 複数配送、1:N箇所の場合はDBには1受注としての注文合計金額や手数料合計しか格納されていないため、手数料や送料を分割することができません。そのために複数配送の場合は「金額」に関する情報を全て「0」としてメールを送る方法で対処しました。

EC-CUBEのメールテンプレートの改造は大変でした

EC-CUBEから送られるメールをクロスモールで読み込む場合、半角スペースを設定しなければいけない場所などが細かく指定されてます。EC-CUBEの2系統はデザインは「Smarty」でテンプレートを制御してますので、細かく合わせてゆく必要がありました。

仕様書に沿ってテンプレートを設定するものの、〒が正しく取り込まれないため住所が取り込めないとか、結構修正を行いながら何とかクリアして運用を始めています。
社内にSEさんがいない会社では外部のスタッフにお願いすることになると思いますが、アイルさんはサポートはしてくれますがEC-CUBEのシステムの改造には一切タッチしてきませんので、自社で解決するしか方法がありませんでした。

今回は結構勉強になりました。

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