ホームページ制作会社の選び方

弊社への相談は中小企業様が多く相談内容も様々です。

  • 今あるホームページをリニュアルしたい
  • 今の制作会社を辞めたい
  • SEOを強くしてほしい
  • 管理費を毎月請求されているので無くしたい
  • 修正依頼をするたびにお金が請求されるので困っている
  • 見た目が変わらないので、そろそろデザインを見直したい
  • ホームページ以外のシステム周りと合わせて相談できる会社を探していた
  • Google Analyticsを教えてほしい
  • リニュアルを考えているので見積もりを出してほしい
  • 他社の見積もりの価格が適正かを知りたい

ざっとこのような感じの依頼や相談が来ます。
これような相談自体はよくあることで、どこの制作会社でも同じような相談が来ていると思います。

状況の整理をする

まず相談には電話で回答する場合と、メールでする場合があります。弊社側が必要とする情報の提供をお願いします。
リニュアルや価格は今後作るべきホームページの内容によって変わることは皆さんわかると思います。では何を基準として判断してゆくか?

既存サイトがある場合

  • 現在のホームページを作っている形態を確認 → CMSなどが入っているのか → 情報をそのまま抜き出せる、または利用して作り変える
  • 現在のページ情報の確認 → 情報が古くないのか → 修正する場合は誰がするのか(文章構成を含め)
  • 現在、お客様がその会社のホームページの中で一番関心を持っているページは何なのか → その会社の売りのポイント → 商品訴求度合いを知る
  • どの程度のアクセスがあり、どの程度のお問合せや資料請求に結び付いているのか。 結びついているAnalyticsなどの記録があれば判断材料になる
  • 今のサイトは見やすいのか、またはどこが使いにくいのか

まず軽くこの程度の情報をもとに推測と過程を立てて相談に乗ります。

既存サイトが無い場合

  • 初めてのホームページ作成の場合は当然一からの構築なので費用や時間、ボリューム感などを考慮してスケジュールを確認します
  • ホームページに使う記事内容を検討します → 一番PRしたいポイント → 知ってほしい情報を整理
  • ホームページに使う素材(お店なら外観写真や商品写真、個々の商品説明POPなどの小物)があるか → なければ撮影やレンタル写真から
  • ホームページ自体に期待する部分を明確かしてコンパクトに作る場合 → LPページ(検索や広告から最初に見てもらうページ)という場合もある
  • 時間が急であれば訴求するポイントを先に作り込んでおいて、徐々にページを増やす場合もある
  • 同じような業態の同業者の検証をする → リサーチも費用が掛かるばあがあるので、依頼主がターゲットにしている先を明確にする
  • ホームページの基本機能を絞り込んで予算を大枠で立てる
  • ホームページの多くがCMSという管理ツール(WordPressなど)で作成されていることは説明し、予算を決める参考にしてもらう。=自分で更新できる

弊社ではデザインから全てお任せしますのような丸投げはなるべく受けないようにしています

弊社ではお客様と相談しながらホームページを作るケースが多く、大手の代理店様などのコンペ方式はお受けしていません
デザインをみて直感的に決めるものとホームページは違うと思うからです。

ホームページは毎日見て更新して情報を発信できるからこそ紙の媒体と違いが出ます。イメージ広告とは少し違います。LPのような商品を「知って」「購入」というページはデザインも大事ですが、使いやすさや更新しやすさ、問題があればすぐに修正して対応するのがホームページなので機能面も大事だと思います。

予算も丸投げは色々なことを想定して予算を考えるので高めになります。全体を指揮するディレクター、撮影のカメラマン、コピーライター、デザイナー、管理ツールを司るシステムエンジニア(SE)、HTMLというホームページの表側のビジュアルや機能を司るコーダー(HTML/CSS/javascriptなどを担当)このように「0」からホームページを考える場合は複数の専門職の人間が必要です。

予算重視なのか時間重視なのか

弊社も会社を立ち上げたばかりの2008年頃はお仕事をどんどん受けたくて「価格優先」で取り込みを図った時期があります。この時の戦略は「他社より安く・早くホームページを作る」でした。ただ、この戦略は新規の会社にありがちな悪いスパイラルにハマり崩壊しました。
お恥ずかしい話ですが安いから依頼は来るのですが、こちらの思っていた想定と違うホームページの流れになり、最初にお提示した費用で出来ないような依頼も多々ありました。

結局、この方式のお仕事形態はやめ、現在は相談型のホームページ構築になっています。先ほど書いたような細かな情報を収集した中で「ベストなプライス」「お客様に合った制作時間」を完全に合意してから作業をするようにしています。

  • 予算を重視する 一般的なアプローチですが、既存の機能やデザインテーマを利用した方式。これはCMSを利用して多数販売や提供されているデザインテーマを利用することで費用を抑えたりすることが可能となります。
  • 時間を優先する 予算重視とも関連しますがCMSを活用したホームページ制作の方が結果早い場合もあります。ただしデザインが自社が思うようなデザインテーストと合わないなどの場合は一般的な「0」からの作り込みになるため、時間優先が叶えられない場合もあります。まず時間優先の場合は弊社から「今使える既存デザインテーマ」をご提示します。販売されているデザインですので、それをベースにデザインを修正しながら作る方が早い場合もあるためです。
  • 最後はオリジナルに拘る作り方ですが、予算や時間はどこの会社でも限度があります。機能面を重視するのか、他社と差別化を図るのか、使いやすさを重視する、またはアクセスしやすさ、UI/UXと言われる操作が画面の見やすさを追求するかなど打ち合わせを徹底的に詰めて制作に入るのが弊社の方針となっています。

ホームページはどのような会社に依頼すべきか

結論から言えば相談型の会社に依頼すべきだと思います。
弊社に相談に来る内容を最初に書きましたが、過去に数件同じような相談がありました。それは「初期費用を無料で月額料金だけでホームページが持てます」という会社から乗り換えたいという相談。

話を聞くと、会社を立ち上げた、お店のPRをしたくてホームページを頼んだ業者が提案してくれた初期費用が無料という提案に乗ったが、あとから修正ごとにお金を請求されている。自分で修正できると聞いていたが、その内容は出来ないとか色々言われて「追加費用が発生している」

一時期多く合ったリース型ホームページ制作という形態によくある話です。ある例では月30,000円の36回(3年)払い=総額1,080,000円というお客様だとか、月20,000円で60回(5年)払いで総額1,200,000円で依頼しましたなどの内容でした。

ひと昔は100万円で請け負うホームページは沢山ありましたので、特段高いとも言えませんが今の時代で考えると高めでしょうか。当然満足できればそれはそれでOKだと思うのですが、今の時代で考えるとテーマ利用のCMS活用したホームページの相場では30万ほどでソコソコ見栄えのするレスポンシブ(PCとスマホで幅を最適化)したホームページは出来る時代ですので、もったいない気もします。

結論

ホームページ制作会社は今の時代に合った価格や費用を明確に説明してくれる、担当者がコロコロ変わらないで寄り添ってくれる。コンサルテイングが相談できるなどの見極めが大事だと思います。

何かあればご相談ください。

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